微生物館 > 観察室「微生物ってなに?」

微生物は人間の目では見ることができないほど小さく、顕微鏡を使って観察することができ、細菌・カビ・酵母などの種類に分類されます。
細菌
大きさ:約0.2〜2μm
カビ
大きさ:約5〜6μm(菌子として)
酵母
大きさ:約5〜7μm




微生物は生態系の中で「分解者」の役割を果たし、動物や植物の作りだす有機物を栄養源にして無機物(二酸化炭素と水)のほか乳酸やアミノ酸などの有機酸やアルコールなどを生成します。
このような微生物の特徴を利用することを「発酵」といい、多くの食品の製造にも利用されています。また、同じ作用により有害な物質が作られることを「腐敗」と呼びます。
微生物は細胞分裂により増え、まわりの環境(温度、湿度、栄養、pH など)にも影響され、これらの条件が整うと爆発的に増殖します。