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歴史館 > 資料室「日本の食品衛生の歴史(昭和40年〜60年代(1965年〜1988年))」

日本の食品衛生の歴史

昭和40年〜60年代(1965年〜1988年)

昭和20年〜30年代(1945年〜1964年)平成元年(1989年)〜現在
昭和40年(1965年)6月 阿賀野川有機水銀中毒事件
39〜40年にかけて阿賀野川流域で患者26人、死者5人を出す奇病が発生。原因究明の結果、有機水銀で汚染された魚(とくにニゴイ)の多量摂取によるもので、水俣病と同一のものであることが判明。
昭和41年(1966年)12月 広島産生かきによる食中毒事件
関東以西11都道府県市で129件、1,569人の患者発生。
昭和43年(1968年)10月 カネミ油症事件
西日本一帯に、米ぬか油を原因とする中毒患者が発生。原因は製造過程で混入したPCBによる被害者多数。
昭和44年(1969年)10月 食品添加物チクロの使用を禁止
昭和50年(1975年)9月 酒田駅で幕の内弁当中毒事件
山形県酒田駅で販売された幕の内弁当で食中毒。患者数130人、死者3人。腸炎ビブリオ、ブドウ球菌、セレウス菌等が検出された。
昭和51年(1976年)4月 本邦初ボツリヌス菌A型中毒事件
東京都内の家庭で発生。患者2人、うち1人死亡。
昭和55年(1980年)6月 タイ産冷凍エビからコレラ菌検出
昭和59年(1984年)3月 グリコ・森永事件発生
江崎グリコ社長が誘拐され、「怪人21面相」を名乗る身代金要求、市販品に青酸ソーダを混入し、企業を脅迫した114号事件が発生。
昭和59年(1984年)6月 辛子蓮根によるボツリヌス食中毒事件
熊本産の辛子蓮根によるボツリヌス菌A型食中毒が、九州地区や全国13都道府県で発生。患者数31人、死者11人に。辛子蓮根によるA型菌食中毒は史上初。
昭和63年(1988年)6月 1万人を超す大規模食中毒事件
北海道千歳市他2市1町の学校等でサルモネラによる食中毒が発生。患者数1万472人にのぼる大規模食中毒。原因食品は錦糸卵。
昭和20〜30年代平成元年(1989年)〜現在
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